中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

中川ゆう子日本共産党県議会ニュース Vol.56 2023/3月号 ( Web版)

2023年3月28日 9:00 am
カテゴリ: 活動報告

中川ゆう子日本共産党県議会ニュース 2023/3月号 Vol.56    Web版


岐阜市内の医療機関において、地域医療の最前線で奮闘されている医療従事者の皆さんからお話を伺いました。

3 月議会では、病床数を削減する病床再編や医療機関の統廃合に関する当初予算案が出されました。

3 年にわたるコロナ禍で、医療体制と保健所体制の脆弱さが顕在化しています。この経験を教訓に、今こそ病床削減の方針を撤回し、医療体制の充実へ舵を切る時です。

手厚い保育へ支援を求めました。

戦後ほとんど変わっていない配置基準


Q 中川:多くの保育所では配置基準以上に保育士を配置している。県として支援する必要がある。

A 子ども・女性局長:県としても基準以上に配置することは、意義あると考える。国が検討すべきことと考えており、全国知事会を通じて要望していく。

Q 中川:年度途中に入所することが多いゼロ歳児など低年齢児保育に対して、事前に保育士を配置したときの県独自の補助金は大変喜ばれている。私立保育所に限定せず、小規模保育所も対象に。

A 子ども・女性局長:県小規模保育事業に係る経費は市町村が負担することが相応しい

<ポイント>

通園バスに子どもが置き去りになった事件や保育所での虐待が問題になりました。原因究明と再発防止は当然ですが、同時に、慢性的な保育士不足と加重な負担を改善する必要性が現場から指摘されています。

現在の配置基準(表参照)では安心・安全な保育は不可能です。ほとんどの園が独自に保育士を多く配置。これを意義あると県が認めたことは重要です。

しかし、保育所へ支払われる運営費は配置基準がもとになるため財政支援が求められます。今こそ県独自の支援が必要です。

//提案しています//

〇低年齢児保育促進事業費補助金を小規模型保育へ拡充

〇配置基準以上に手厚い保育を行っている保育所への人件費補助

〇子どもたちへ手厚い保育を実現し、保育士の賃金アップ

[[意見書が全会一致]]

配置基準の改善と財源確保を図る「質の高い幼児教育・保育の提供に向けたさらなる支援の充実を求める意見書」が全会一致で国へ提出しました。

県民サービス棟 ( 仮称 ) の必要性を問う

新県庁舎での業務がスタートしました。新県庁舎再整備基本構想では、今回完成した行政棟と議会棟に加え、3棟目として旧庁舎跡地に県民サービス棟を建設するとしています。改めてその必要性を問いました。


Q 中川:これまで県民サービス棟がどうしても必要だという議論は出なかった。基本構想の策定時と比べ、コロナ禍と物価高騰など情勢は大きく変化。新たな建物を建てるより福祉や教育に予算を集中させるべき。

A 知事:現県庁舎の解体工事には、5 年程度を要する見込み。基本構想策定から 6 年半が経ち、行政ニーズも大きく変化。急激な物価高が建設コストに大変大きな影響。行政ニーズの変化を見極め、財政事情も考慮しつつ、跡地活用の検討を進める。

<ポイント>

一帯には既に650億円超規模の予算が付けられておりこれ以上の大型開発は必要ありません。

必要な機能が特に決まっていない中で建物建設ありきで議論を進めるべきでなく、白紙にすべきです。

県庁舎建設計画は工事契約が決まってから住民説明会が行われるなど、県民不在で進められた感が否めません。今後は県民参加の議論が求められます。

県庁再整備の費用概要(予算ベース) 行政・議会棟 524億円 排水・駐車場等40億円 庁舎解体 100億円

看護専門学校の自死事案

二度と繰り返さないために

県立看護専門学校の実習中に学生が自死するという痛ましい事案が起こってしまいました。命を守る医療現場を志す学生と教員がより深い信頼関係を持てる学校へ。多方面からの深い検証と学生を守る取り組みを求めました。

Q 中川:この問題は県の最重要課題に位置づけてほしい。知事の受け止めは。

A 知事:断じてあってはならないこと。第三者調査として事実調査と、多角的視点からの検証をお願いし、精力的に作業を進めている。現在の教育内容についても、改善すべき点があれば提言いただく。

Q 中川:卒業生からは、厳しい指導に対し精神科を受診した経験や、耐えられず退学するケースがあったと報道がある。この部分は県として乗り出して調査し相談体制をとる必要がある。

A 知事:県や外部の相談窓口も紹介しながら呼びかけはしっかりやっていく。本格的な対策は第三者調査を待って県としてきちっと判断したい。

//提案しました//

〇学生や職員の声を聞き、早期に実態把握をする

〇ハラスメント防止のための方針を明確化する

〇秘密が保持される相談体制をつくる

《この間取り組んできたおもな活動》

中川ゆう子が日々の活動の中でいちばん大切にしているのは、地域を歩き、そこで住む人と話し、くらしに関わる様々な課題を議会に届けることです。

どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。

各地で議会報告会


議会の報告をするとともに介護や子育て、暮らしのこと、多くのお話をお聞きすることができました。

県庁を視覚の観点で巡る


視覚に困難がある方と新県庁を歩きました。誰もが使いやすいように改善を求めたい

12 月議会最終日 三度登壇


討論に立ったのはたった一人。反対討論なしで教育予算増額の請願があっさり否決される矛盾を感じました

森の保育園


保育所の子どもたちと一緒に山を歩き、自然の怖さと楽しさを学びました。同時に手厚い保育の必要性も実感。

補聴器は社会参加には必要不可欠


社会保障推進協議会の皆さんと県へ要望。ぜひ県独自の購入支援制度を。

成人式改め「20 歳のつどい」


就職や進学、社会への第一歩がしっかり踏み出せるように政治の責任は大きい。

本気の子育て支援策を学ぶ


18 歳まで医療費無料、高校生への支援金など、手厚い子育て支援の岡山県奈義町へ。結果的に高齢者にも住みやすい町になった。

街頭宣伝続けています


朝の通勤やお出かけの方々に議会活動の報告をしています。通りがかりに気軽にお声かけ下さい。

公共交通問題で市長と市民の声を聞く


年金者組合が公共交通の運賃や利便性などの改善を求めて岐阜市長と懇談をしました。充実のため県の支援が必要と感じた

インボイス中止・自営業者が面談


岐阜県商工団体の皆さんが、物価高騰化での実情を県当局へ訴えました。

 

///みなさんの声が県政へ 反映されました///

議会質問や、住民のみなさんとの運動・交渉が実を結び実現した予算をご紹介。

就職氷河期世代への就労支援  4502万円

正規雇用に向けた支援、無業状態の方向けの職業的自立支援や正社員への転換支援

有機農業の拡大    3213万円

アドバイザーを新設し、有機農業の体制の強化。消費者の理解促進や交流の開催。環境負荷の低減に向けた技術開発や栽培体系の転換への支

フードバンクへの支援   360万円

規格外農産物等のフードバンク利用への助成や農業団体とフードバンク団体との体制の構築

小中学校の全学年で少人数実現

国加配定数の活用で進めてきた35人学級を小学校6年生、中学校3年生も加え、全学年で実施

特別支援学校の環境整備  2634万円

特別支援学校の設置基準を満たしていない校舎・運動場等の拡充の計画や改修大垣、岐阜本巣、飛騨の3特別支援学校

子ども食堂・子ども宅食運営支援  1148万円

子どもの居場所としての「子ども食堂」や「子ども宅食」を実施・支援する市町村に新設・運営の経費を補助

福祉施設社会(予防)的検査の継続

コロナ感染で重症化リスクの高齢者や障がい者を守るため定期的検査を継続

JR岐阜駅のバリアフリー化補助  6113万円

エレベーター新設する岐阜市が負担する費用の一部補助

 

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