スタッフです。
新型コロナウイルス感染症対策の補正予算2645万円がつきました!
当初、県は予備費で対応していましたが、中川ゆう子は予算化するよう求めており、急遽補正予算が議会に提出されることなりました。
本日委員会に付託され議案採択されました。
補正予算の中身と意見↓
〇生活関連物資の買い占め防止の啓発…スーパーマーケットやドラッグストアなどにおける啓発ポスターの掲示及びチラシの配布、新聞広告及びラジオ放送による啓発を実施。
現在は、ラジオや県HPで呼びかけをしていますが、その時々に応じた情報を適時、機動的に発信。期間は3/6~今月いっぱい。
・1日2回のラジオ放送で、パーソナリティーが直接情報発信
・1400店舗にポスター掲示
・チラシ5万5000枚を各市町村や県事務所で配布
→こうした情報発信はもちろん大切ですが、混乱の原因となっているネット上の悪質なうわさの流布、転売へこそ対応が必要です。
〇安定的な検査体制の確保…検査試薬不足に対応するため、現有のメーカーと異なる検査試薬に対応する検査機器を整備
・自動核酸抽出装置の追加整備
自動拡散抽出装置とは、PCR検査前処理をする装置。ウイルスから遺伝子を抽出します。新たに導入される装置は20検体/回が可能(今までのものは12検体/回)。検査のスピードが少しアップするとのこと。
・検査試薬の調達(国庫支出金150万円)
→今回の補正予算の中で国の負担はこの150万円のみです。国家的危機と言われる状況から住民の生活を守るために、国の財政的支援をさらに求める必要があります。
〇移送体制の強化…感染症患者の移送について消防本部と覚書を締結し、移送体制を脅威か
〇感染拡大防止のための防疫資機材の確保…保健所などに備蓄する防護服、手指消毒液の確保
・防護服は消防本部、保健所へ
・手指消毒液は保健所、必要なら医療機関へ
〇SNSを活用した教育相談の実施…学校の一斉臨時休業により、長期間家庭などで過ごすこととなる生徒の心のケアを図るため、今年度夏季休業明けなどに実施したSNSを活用した教育相談を実施する。
中高生対象の心のケアを目的に、専門員が対応するLINEを使った相談体制。児童相談所、県警とも連携。
→今年度の実績は、対象の中高生12万人のうち登録者は432万人。一方で、小学生の心のケアをどう図るかが課題です。委員会では、学校が休校になることで家庭で虐待に苦しむ子どもが逃げ場を失ってしまうのでは、という心配の声も上がりました。
〇生徒や保護者と学校との連絡体制の確保…臨時休業中の生徒・保護者と学校との間で健康状態などについて連絡を取り合う窓口として、各県立学校に公用携帯電話を配備。(県立高等学校及び特別支援学校に各2台配備予定)
これによって、公用の携帯電話が1.5~2倍に増えることになり、問い合わせが重なって電話がつながりにくくなる事態が緩和されるとのこと。
→委員会では今回の急な休校措置は教員や家庭の負担があまりにも大きく、もう少し現場に配慮するべきだとの意見が上がりました。
実際、休校にあたって先生たちが夜中までかけて各家庭に連絡を取り、休校の間の家庭の状況を聞き取ったとのこと。
コロナウイルスへの影響は感染だけにとどまらず、事業者の営業や、家計にも大きな負担となっています。
具体的な支援を早く確立するために、国に対して具体的な支援を求めるとともに、国の制度の行き届かないところは県が独自で支援をする必要があります。
中川ゆう子は新年度予算にもコロナウイルス感染症対策を盛り込むよう求めています。
新型コロナウイルス感染症対策の補正予算
2020年3月4日 12:59 am
カテゴリ: 活動報告