2023年7月8日 11:00 am
カテゴリ: 活動報告
「 4新県庁舎の県民への開放について」6月議会・質問と答弁。6月30日、午前。
6月30日の6月岐阜県議会の代表質問で「 4新県庁舎の県民への開放について」,知事に質問しました。質問と答弁は以下の通りです。
新県庁舎が開庁し、もうすぐ半年となります。岐阜県産の木材や焼き物など細部まで注目度が高く、連日見学は絶えないとのことです。
一方で、このような声も聞こえます。日中働いている現役世代からは「平日昼間ではなく、休日や夜間に見学できるようにしてほしい。
また、県内の伝統技術を駆使したしつらえで注目される応接室など迎賓スペースも、県民が見ることができる特別な機会を作ってほしい」などです。
建物だけで約496億円という税金が投入された新県庁舎は県民の財産であり、計画段階から「県民が集い、親しまれる県庁舎、開かれた庁舎作り」をコンセプトに掲げている以上、できるだけ多くの県民の皆さんに見ていただく、感じていただく工夫は必要かと思います。
実際に、岐阜県美術館では夜間開館でナイトギャラリートークなどの取り組みが行われており、仕事帰りに立ち寄ることができ好評です。日にちを限定した形でも休日や夜の開放も検討できないでしょうか。
そこで2点、知事にお聞きします。そこで(1)点目。夜間及び休日の見学について検討できないでしょうか
(2)点目。(団体見学参加者からの意見集約の仕組みづくりについて)
私も団体見学に参加しましたが、県民の声を吸い上げる仕組みがないことが気になりました。見学された方からの意見は非常に興味深いものもあり、改善のヒントもあると思います。
団体見学に参加された方々からの意見を聞く機会を作るなど、意見集約の仕組み作りについてお聞きします。
//答弁 知事//
2つの質問がございましたが、まとめてご答弁させていただきます。この新県庁舎は「地域の魅力を発信する」ということを基本方針の一つに位置付け、 県産材や美濃和紙などをふんだんに活用しております。そして、こうした魅力を分かりやすくご案内する団体見_については、先週末時点 で135件、2, 8 3 6人の方にご利用いただいております。旧県庁舎での団体見学が年間10件程度であったことから、新県庁舎への関心の高 さを実感しているところでございます。
また、魅力を分かりやすくお示しするため、県産品などを紹介するキャプションを 設置するほか、基本的な見学ルートをホームページで紹介し、個人で見学される場合の便宜も図らせていただいております。
一方で、県庁舎は、あくまでも、行政を遂行するための執務場所であります。したがって、着実な執務の実施、円滑な庁舎管理といった観点で対処することも必要にな ってまいります。
ご指摘のあった夜間•休日の見学については、セキュリティの確保、職員•警備員 •清掃員の配置といった課題があること、更には、庁舎の運用開始から半年程度でございまして、まずは、円滑な運用を最優先する段階であることから、実施には至っていないわけであります。
こうしたことも含めて、引き続き検討してまいりたいと思います。次に、団体見学参加者からの意見につきましては、ご案内する際に、職員などが常 に同行し、いつでもご質問やご意見を伺える体制を整えております。
その他、1階正面受付に設置した意見箱や県あてのメールなど、様々な方法で来庁 者からのご意見の把握に努め、副知事をトップとする会議などで対応方針を確認して おります。
こうした取組みにより、例えば、バス停の案内表示、清流ロビーの展望サイン表示 などについて、既に数か所改善を行っております。
引き続き、県民の皆樣からのご意見を丁寧にお聞きしながら、工夫や改善に取り組んでまいりたいと思います。
見学されたいという方々は多くあり、平日に仕事をしておられ、見学の時間をとれない方々のためにも今後の取り組みと考えています。