2020年7月18日 10:38 am

カテゴリ： 活動報告

豪雨災害による被災者支援についての要望

新型コロナウイルス感染症や豪雨災害への対応を始め県政運営への日頃のご奮闘に敬意 を表します。
7 月 3 日から断続的に降り続いた雨の影響により、県内各地で氾濫がおき、浸水被害や道路の崩落、がけ崩れなどが発生しました。住居や職場が被害にあい、避難所や親せき・知人の家で の生活を余儀なくされている住民の方が多くいらっしゃいます。被災したすべての方々へ十分な 生活再建支援、生業支援をしていただくよう以下を要望いたします。

1. 国道 41 号早期復旧、JR 高山線の開通へ国への働きかけてください。

・高校生の通学ができない現状へ応急支援措置をお願いします。(下呂から通学する学生は、 高山西高校 63 人、飛騨高山高校 41 人、高山工業高校 55 人、斐太高校 90 人となっていま す。)
・それぞれの市でホテル等宿泊の貸切措置などの取り組みをお願いします。

2. 高山市で県産材を扱っている製材業者が罹災し、製材機械(コンピュ-ターによる制御つき) など3000万円ほどの損害がありました。こうした中小業者への生業支援をお願いします。

3. 同久々野無数河地区にある益田漁協の組合事務所が、水害(床上浸水、屋根の破損)にあい ました。事務所再建に向け何らかの支援をお願いします。

4. 飛騨川の水位が高くなることによってその飛騨川に注ぎ込む無数河川がせき止められ、付近 が約2m弱の浸水となりました。飛騨川の川床が高くなっているという指摘もあります。堤 防かさ上げ部分の整備ととともに、飛騨川の河床掘削工事をおこなってください。

・同様な工事を秋神川、西洞川へ。 ・堤防補強および河川同士の合流させ方の見直しを(現行は両河川が直角に結ぶ)。

5. 秋神地区の谷川の防災用砂防工事(数カ所あり)を計画してください。

6. 大雨時におけるダム放流によってさらに水害を多くしたとの声があります。秋神ダム、高根 ダム放流の仕方の再検討し、電力会社へ指導をおねがいします。

7. 道路決壊部分(秋神地区、岩滝地区、旗鉾地区)への早期対応(河川の護岸)と田圃(久々 野坂屋地区、柳島地区、岩滝地区)の復旧をおねがいします。

8. 高山市岩滝公民館裏手さこ部分の土砂崩れ対策工事のり面補強工事、土砂止め工事および岩 滝地区の火山灰に対応した山林保全対策(住家、市道に対応する)をお願いします。

9. 滝地区の棚田(農山村景観保全事業でつくったもの)の復旧工事をお願いします。

10. 床上浸水、土砂流入した家に対する復旧工事と生活支援をお願いします。

11. 岩滝地区下根方における既設砂防ダムのかさ上げ工事と、砂防ダムからあふれた土砂や流木の撤去をお願いします。

12. 八百津町では突風被害で屋根が飛ばされる被害があり、公営住宅にお住まいの方お二人などが避難されているとのこと。避難所の設置や衣食住に関わる支援なども可能になるため災害救助法の適用をお願いします。

13. 避難所開設については、チェックシートの活用など男女共同参画の視点をとりいれた運営をお願いします。(男女共同参画の視点からの岐阜県の啓発資料やマニュアル等がありましたらご教示ください)

14. 被災者生活再建支援法の適用を国に要望するとともに、被災者生活再建支援制度の適用をお願いします。また、生活を再建するために支給額の引き上げを国に要望するとともに、県としてもさらなる支援策をご検討ください。

15. 各地で本流に合流する地点での浸水被害が多く発生し、バックウォーター現象への対応が指摘されています。バックウォーター現象対策を検討ください。

16. 家や道路の背後・側面にある普段から水が出ているような土砂災害の危険性がある場所について、総点検し、早期に砂防えん堤などの施設整備や警戒避難体制の整備などの対策を実施してください。

17. 今回の豪雨で砂防えん堤にたまったがれきや流木を早期に撤去してください。

以上