中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

【6月議会】質問と答弁4 ワクチン接種について

2021年7月6日 11:30 am
カテゴリ: 活動報告

3.ワクチン接種について

2021.7.2代表質問

3.ワクチン接種についてお聞きします。

(1)高齢者のワクチン接種について

高齢者へのワクチン接種や予約が進み 県全体で7月中に完了する見込みとなっています。一方で、意識的に声をおかけしていくと、高齢者の中にはお一人暮らしで周りがサポートできていない方や、ネット環境がなく自分で接種予約ができない方々へのきめ細かいサポートも必要だと感じる場面もいくつか遭遇しました。内科のかかりつけがない、かかりつけ医が接種を行っていない、人に頼みづらい方、中には冬に接種したインフルエンザ予防の注射と混同されている方もおられ、きめ細かい丁寧な支援が重要だと改めて感じました。

市町村の取り組みにも差があるようですので、任意接種という点に注意しながら、希望する人すべて接種機会が保障されるよう県が責任をもってサポートする必要があるのではないでしょうか

そこでワクチン接種の予約が困難な高齢者等へのきめ細かい支援についてお聞きします。

独居、ネット環境ないなど人によって接種予約に対するハードルに差があるようです。現状把握と市町村と連携したきめ細かい取り組みについてお聞きします。

【健康福祉部長】

独居高齢者や在宅療養患者など接種に当たり支援が必要な高齢者は、民生委員やケアマネジヤーによる個別訪問などにより、多くの市町村において把握が進められております。その上で、対面による接種の予約サポート、地域医師会による自宅への巡回接種、接種会場への移動手段であるコミュニティバスの無料化など、地域の実情に応じたきめ細やかな手法により、支援が進められています。

現在、高齢者接種は7円末完了に向け順調に進んでいますが、接種を希望しつつも支援を必要とする方が取り残されないよう、県から市町村に対し、ワクチン接種にあたり支援が必要な高齢者の把握及び支援について、改めて優良事例を共有するとともに、その徹底を依頼したどころであり、今後とも、市町村と連携してきめ細かに取り組んでまいります。

(2)64才以下のいわゆる現役世代のワクチン接種について

こちらは高齢者優先接種とはまた違った課題があると感じます。野村美穂議員が取り上げておられたように、仕事や育児介護等で時間帯や曜日が偏る可能性があり、接種を促進するにはワクチン休暇取得などにより、週末や夜だけでなく、平日や昼間に接種できる環境づくりが重要です。

また、職場という狭い環境では、接種する/しないということが本人の意思によって決められない「空気」が出来てしまうこともあり、職場で心無い誹謗中傷を受けるという事例もあるようです。ワクチンの目的は、社会全体で集団免疫を作っていくことであり、個人の問題ではありません。ワクチンの接種はあくまで本人の判断にゆだねる、任意接種だということを繰り返し伝えることの重要性も感じます。

そこで、2点質問します。

1点目、今後本格化する64歳以下の一般接種における取組みについて、希望する人全て接種機会が保障されるようワクチン休暇の取得促進に係る取組みについて【商工労働部長】

2点目、あくまでワクチンは任意接種であり、ワクチン接種を希望しない方に対する差別防止の啓発について

それぞれ伺います

【商工労働部長】

64歳以下のワクチン一般接種において、企業の従業員のワクチン接種を土日などに集中することなく、円滑に進めるためには、「ワクチン休暇」などの創設は大変有効な取組みであると考えております。

県といたしましても、先月18日に取りまとめた 「新型コロナウイルス総合対策」において、企業の方々に、従業員やその家族がワクヂン接種を受けやすいよう、 「ワクチン休暇」の導入を検討するなど、休暇の取得促進、就業環境整備を進めていただくことを盛り込み、各経済団体等へ依頼したところです。

現在;県内企業で取組みが始まりつつあり、特別有給休暇制度の創設や、接種日を出勤扱いとするなど、導入方法は様々ですが、こうした事例なども紹介しながら、引き続きワクチンを接種しやすい就業環境整備を働きかけてまいります

ワクチン接種は、その効果とリスク双方について正しく理解した上で、自らの意思により行われるものであります。

県では、ホームページ、テレビ、ラジオ等により「接種は任意である」ことを繰り返し周知するとともに、界海3県知事の共同メッセージにおいて、接種の強制や接種を受けていない人に対する差別につながる行為等を絶対に行わないよう、呼びかけております。

こうした中、今後一般接種が本格化し、特に企業、大学等による職域接種の加速により接種率の向上が見速まれる一方、接種を希望しない方への同調圧力の発生も懸余されます。

そこで、職域接種を開始する団体に対し、接種の強制や差別的な扱いが行われないよう個別に要請するとともに、SNSを始めとする各種媒体による情報発信、県人権啓発センターにおけるきめ細かな相談対応やネットパトロコかなどに取り組んでまいります。

コロナ感染症の予防の大切なワクチン接種についての施策を色々と取り組みが必要です。希望者が安心して安全に容易に摂取できるようにしたいと考えます。

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