2024年10月24日 2:24 am
カテゴリ: その他
県立高校の体育館におけるエアコンの設置について
Q 中川
そこで2点、教育長に伺います。
(1)暑さで体育館が使えない実態について
暑くて体育館が授業で使えない事例が出ていると聞いていますが、どのように実態を認識されているでしょうか。A 教育長

(2)エアコンの必要性と計画的な設置について
Q 中川2点目です。授業ができないことは教育に関わる問題だと考えます。エアコンの必要性についてどのように考えているのか。早期に設置が進むよう時期を明確化し計画的に進めるべきではないかと考えますが、教育長の考えをお聞きします。
A 教育長
毎年6月から9月にかけて、高校の体育館では、体育の授業や部活動、文化祭など、様々な活動が展開されております。部活動は大会に合わせて練習をするため、練習日程や内容の変更が困難であり、文化祭については、3年生の進路決定を考慮したスケジュールの都合上、9月上旬の開催が多く、夏季における体育館の使用は避けて通れない状況です。
しかし、県立高校の体育館は、屋根の構造上、断熱性が乏しく冷房効果が低いこと、さらに小中学校の体育館に比べて建物の空間が広いことなどから、大規模な空調設備が必要となります。このため、設備の設置費用が高いうえに、設置後の継続的な維持管理コストも掛かります。そのため、設置については、他県の状況に加え、猛暑が続く県内各地の気象状況や体育館で行われる様々な活動への影響も考慮しつつ検討を重ねてまいります。
Q 再質問 中川

A 教育長
私も20年前までは教員をしておりまして、特に文化祭においては、ステージの担当をしておりました。ステージといえば、演劇だとか音楽だとかそうしたものをするときに、子供たちは暗幕を閉めたがります。そうすると、あの真夏の中で暗幕を閉める、風が通らない、ステージ上はいつも40度を超えていたのではないのかなと思っています。そうした経験を踏まえて、先ほど申し上げたように本当に必要性については、私としては実感しているところです。
さて、そうした中で、真っ先に付ければ良いのですが、計算しますと、昨日のお答えにもありましたが、63校高等学校があるうち、1校あたり1億円以上かかると。今の概算では70億円を超えるのかなというふうに考えているところです。
さらに、エアコン設置という整備の性質を考えれば、これはどこの学校だけに付けて、どちらかの学校には付けない、そうしたものではないというふうに考えております。そうしたことを考えると、現在のところ、国からの補助も無い中、全て県でこの費用を賄わないといけないということを考えると、先ほど申し上げたことの繰り返しになりますが、慎重に検討を進めているということです。とはいうものの、先ほど申し上げたように、その必要性については十分に感じているところですので、今後、その時期、いつにするのかということも含めながら検討を進めてまいりたいと思っております。