中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

日の出町で高齢者医療制度を学ぶ

2015年11月4日 6:31 am
カテゴリ: 毎日の活動

町長の鶴の一声で

様々な医療費無料制度を実施

日の出1

中川ゆう子は市会議員団と一緒に今日から3日間の日程で他自治体の政策を学びに出ています。初日は東京都日の出町の福祉政策を勉強。担当課のみなさんからレクチャーを受けました。日の出町では、H21年度から75歳以上の高齢者の医療費窓口負担を後から償還払いすることにより実質0に。H26年度からは、70歳〜74歳の方も、月に2000円を超えた分を払い戻す福祉政策を実施。重症化する前に受診や、特定健診を促すことで長寿化と、町全体の高福祉化を目指されています。また、医療費も増加しなくなったようです。制度開始以降の医療費の総額推移のグラフも資料として頂きましたが、対象者の数は増えているのに医療費は概ね横這い。医療費減免や無料化の否定理由としてよく出されるコンビニ受診や病院のサロン化は起きておらず、今後もPDCAと研究を重ねていきたいとのことでした。それにしても、これらの政策は前町長の「鶴の一声」からスタートしたとのこと。すごい!

日の出2

東京都日の出町へ。ずっと興味があった高齢者と子育て支援に力を入れている自治体であり、今回は高齢者施策についてうかがいました。75歳以上は医療費無料、前期高齢者は月2000円の自己負担のみ(どちらも償還払い)ととても思い切った取り組みです。現在の医療制度は医療費削減のために自己負担を増やす流れですが、日の出町は長寿化を目指すところから議論がスタートしており、議論の出発点がまったく違います。しかしその結果、全国では一人あたりの医療費が増加する中、日の出町は横ばい状態。検証はこれからですが、早期発見、早期治療が重症化を防ぎ、結果として医療費削減につながったのかな。実は今、私の祖母が体調を崩し入院中です。想像つかない事態が何度も起こり本当に高齢者の体調って難しいと痛感する日々です。早期発見と早期治療は本当に大事だし、喜ばれているとのこと。同感です。とても興味深い調査でした。

中川ゆう子

 

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