中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

【2021年12月議会質問⑤】リニア新幹線工事における相次ぐトンネル事故への対応について

2021年12月13日 11:40 am
カテゴリ: 活動報告

5.リニア新幹線工事における相次ぐトンネル事故への対応について質問。12月10日、午前

12月10日、午前に5.リニア新幹線工事における相次ぐトンネル事故への対応について質問をしました。質問と答弁の概要を掲載します。

 

 

まず始めに、10月27日の中津川市瀬戸トンネルの非常口トンネル工事における崩落事故でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、この事故でお怪我をされた方、また、翌月11月8日に長野県内のトンネル工事事故で怪我をされた方にお見舞いを申し上げます。

このリニア新幹線事業は、難工事でのあいつぐ事故に加え、大井川の水問題で静岡工区が未着工であり、2027年開業は先送りせざるを得なくなりました。東京外環道の大深度地下トンネル事故での調布陥没事故は、大深度地下トンネル工事が「地上への影響は生じない」とした安全神話が崩壊しましたが、リニアもシールド工法による大深度地下トンネルを約50キロにわたり計画されており、安全性が担保されたとは言えない状況です。

また、脱炭素社会を目指そうという中で、東京大阪間を1時間半短縮するために、既存の新幹線の4倍もの電力が必要だという電力効率の悪さや、コロナ禍で3大都市間の出張ニーズが減り今後もこの傾向が変わらないという社会情勢の変化など、まだまだ実用化には程遠く、事業の抜本的見直しや必要性そのものを検証すべきときと考えます。そのうえで、今回の事故への対応について質問します。

新聞報道によると、JR東海は瀬戸トンネル以外の「県内3工区について先行して工事を再開する方針」との姿勢だと報じられている。

知事は原因究明と再発防止策が講じられるまでは工事を再開しないよう求めつつも、2027年開業の計画通りに事業を進めることを求めている。

なによりも工事現場、地域住民の人命と安全が第一であり、安全性が担保できない以上、工事は中止すべきだと考える。まだ検証結果の報告もないうちにスケジュール通りという言葉に違和感があった。県の姿勢をお聞きする。

【知事 答弁】

まず、先般の中津川市の瀬戸トンネルにおける死傷事故の発生は、大変残念なことでございました。改めてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げる次第であります。

事故は10月27日夜に発生をし、翌28日に、私から直接JR東海に対しまして、第一に、事故原因の徹底的な検証と工事の安全対策の再点検、第二に他の工区も併せた再発防止策の策定、第三に、本県を含めた地元への丁寧な説明及び地元の納得が不可欠であること、そしてこれらを確保するまでは県内その他の3箇所も含めてトンネル工事を中断すること、について強く要請をいたしました。

その後、11月8日にも長野県で負傷者が出る崩落事故が発生したため、その検証結果についても重ねて報告を求めたところであります。この点については、さらに、1I月29日に県期成同盟会の要望活動で同社を訪問し、私から改め,て申し上げたところであります。

JR東海では、こうした私どもの要請に対しまして、県内全てのトンネル工事を中断するとともに、施工関係者との間で安全推進協議会を立ち上げたところであります。

また、先日2 9 日のやりとりの中では、J R東海社長及び副社長からは、現在、「原因の究明と再発防止策の検討を進めており、再発防止策を徹底した上で工事を再開していく」旨、また、 「県、沿線自治体、地元住民としっかり連携をとり、その過程で意見を聴きながら進めていく」旨、そして、検証結果、再発防止策については、 「その整理、公表に当たって県や地元と意見交換をしていきたい」旨の発言がありました。

リニア事業は、我が国にとって極めて重要なプロジェクトであり、新たな技術によるビッグプロジェクトでもあることから、その着実な整備のためには、「急がば回れ」とも言いますが、安全・安心な工事遂行が不可欠であります。以上のような理解に立ち、引き続きJR東海に対し、適切かつ丁寧な対応を求めてまいります。

[質問]

山口工区の土砂崩落事故では岐阜県環境影響評価審査会で検証が行われた。今回の事故も当然、県としての検証が必要であると考えるが、その考えをお聞きする。

【都市公園整備局長 答弁】

県としての事故検証については、知事が答弁申し上げました通り、J東海に対し事故原因と今後の対策を報告するように求めており、現時点ではJR東海からの報告はいただいておりません。

今後、JR東海からの報告を受けた段階において、報告の内容に応じ、専門家の意見を聞くなど、県としての検証を加えてまいります。

そして、瀬戸トンネル以外の3トンネルを含め適切な安全対策が講じられているかについて、しっかり確認する必要があると考えております。

また、長野県の伊那山地トンネルの事故原因と対策についても併せて確認してまいります。なお、検証の過程においでは、適宜、地元地域との間でも丁寧な情報共有にも努めてまいります。

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