中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

中川ゆう子県議会ニュース2019年6月号(WEB版)

2019年6月9日 11:49 am
カテゴリ: 活動報告

6月号表紙

今月の1枚

県議会での新しい任期が始まりました。さっそく、議会改革と議会予算についての要望を新議長に提出。海外視察費(ひとり100万円)の廃止、視察での原則グリーン車の利用廃止、質問回数制限の撤廃など、あくまでも住民目線にこだわった内容にしました。

過去最高となった県の借金にメスを
社会保障を守るために

借金に繋がる大型公共事業の見直しが必要

Q中川ゆう子 今年度の県債残高は過去最高額を更新。今後も増える見通しが明らかに(下グラフ参照)。毎年の返済額が増え、結果として福祉医療や雇用、子育て施策に使えるお金が減ってしまう。借金を減らすために、借金の大きな要因となっている大型公共事業(下表参照)を見直すべき。
A知事 大型道路事業は本県にとって必要不可欠。借金返済額の割合は向こう10年間は10%を下回る水準で維持する。
Q中川ゆう子 そうであっても、早くて5年後に収入と支出の差がマイナス100億円を超える赤字となる。認識が違うのでは。
A知事 バラ色の財政見通しを出しているわけではない。引き続き、必要なことはやりながら抑えるところは抑える。それなりの水準で保っていく。
Q中川ゆう子 県債の返済額は5年後に100億円、10年後は今より200億円も増える。認識が甘いのでは。今の段階で新たな県民サービス棟(県庁舎建設の2期工事)を白紙にすべきでは。
A知事 借金返済額の水準は向こう30年11%を上回らない。県民サービス棟は予断無く検討していきたい。
借金県債ベスト3

質問のポイント

社会保障充実を優先する財政運営を

今回の質問で、向こう10年間の県の財政見通しが明らかに。指摘していたように、借金総額、返済額どちらも増加すれば、その分福祉や教育充実のための財源は減ることになります。高齢化、貧困の連鎖が社会的課題の中、何に重点をおくか、県政の方向性を議論しました。「抑えるところは抑える(知事)」というのなら、大型道路事業や県庁舎建設の見直しが必須です。

無駄遣いにメス

一晩で600万円超、
東京有名ホテルでの「感謝のつどい」。あり方を問う

行財政改革では、各事業に対し期間を定めて廃止を含めた検討を行うことになっています。しかし実際には、毎年内部で予算査定も行われず、税金が使われてきたことが判明しました。
Q中川ゆう子 県民の税金を使って東京の有名ホテルで一部の有力者を招待するやり方は、費用対効果もはっきりせず県民の理解は得られない。これまで県民に予算編成プロセスが公開されてこなかったばかりか、内部でも事業評価調書が作られていないのは問題である。廃止を含め見直しを。
A知事 その内容、規模などについて費用対効果を含め工夫していく。
Q中川ゆう子 目的が設定されていないなら、効果も判断できない。新年度は変えるべき。

子どもの貧困そのものをなくす取り組み①

県が「子ども調査」を実施

調査結果によると、理想の進学先に「大学」を選ぶ子どもが多い反面、現実に行くことになると思う進学先では、所得が低い世帯の子どもほど「大学」より「高校」を選ぶ割合が多くなっています。中川ゆう子は貧困の連鎖を断ち切る具体的な取り組みとして、学費の軽減や医療費助成制度の拡充を提案。来月号と2回にわたり特集します。
大学授業料

県内の学生も使える給付型奨学金の創設を

Q中川ゆう子 日本の大学の授業料は世界的に見ても高く(上のグラフ参照)、国が創設した給付型奨学金は対象が全学生の1割程度に留まっている。県では、給付型「清流の国ぎふ大学生等奨学金」(県外に進学後、Uターン就職することが条件)が好評だが、子どもの県外に下宿させることは経済力のない家庭では難しい。県内大学へ進学する学生も使える給付型奨学金の創設を。
A教育長 財源の問題も含め、大学生に対する奨学支援制度全体の整理が必要。基本的には全国的に統一された制度とすべきと考える。国の拡充施策を注視しつつ、民間団体が実施する給付型奨学金の情報などを含め、支援制度を生徒に周知するよう取り組む。
奨学金

3月議会での主な議案と賛否

賛否

 

中川ゆう子がこの間取り組んできたおもな活動

議会改革と議会予算について要望しました

議会改革、禁煙要望_190609_0002 議会改革、禁煙要望_190609_0009
1、政務活動費の使途透明化のため、領収書等もネット公開を。
2、議長・副議長の1年交代の慣例の見直し(任期は4年)。
3、行政視察でのグリーン車の原則利用廃止。
4、海外事情調査費については、議会を代表する公式行事参加に限定し、1任期中1人100万円以内の経費を廃止してください。
5、平等に議会質問が保障されるよう、質問回数制限の撤廃を。(現在、質問回数は会派の人数で決められ、無所属議員は年2回までとなっています)
6、議案の十分な精読を保証するため、議案の配布は開会日当日の議場配布ではなく、議会収集後なるべく早く配布されるよう求めます。

所属委員会が決まりました(2019年度)

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5月8日、改選後初めての臨時議会が開かれ、議会構成が決まりました。
・厚生環境委員会
医療福祉、子育て、環境や文化などを取り扱う委員会です。
・少子高齢化社会の安心対策特別委員会
・議会運営委員会(オブザーバー)
・政治倫理審査会

JR関ケ原駅にエレベーターを

関ヶ原駅要望_190609_0019
町民の皆さんと県へ要望。署名もたくさん集まっています。観光拠点である関ケ原を含め、県内すべての駅のバリアフリー化を求めていきます。

会派届を提出しました

新しい任期を迎え、会派結成届を提出しました。構成員は中川ゆう子1人ですが、議会の中と外で県民の皆さんと共に暮らし応援策を提案します。

昨年度の政務活動費を報告

議員活動のために支給される政務活動費。昨年度から一部ネット公開も始まりました。県民目線でチェックできるよう、領収書などのネット公開も求めています。
 

 

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