2019年6月8日 12:53 am
カテゴリ: 毎日の活動
6/1(土)毎年6月の第1週は水道について考える水道週間。
そんなタイムリーなタイミングで「水道民営化を考えるシンポジウム」という企画が開催されました。
水は商品ではありません。というサブタイトルにもあるように、今、水道事業は国による民営化が狙われています。
水道事業に民営化が馴染まないのはもちろんですが、しかし現在の水道事業にも課題があると感じています。
東濃エリアの県営水道は水道料金が高く、長年引き下げの要望が出され続けています。
一方、清流長良川の伏流水の恵みを受けている岐阜市は、老朽化した水道管からの漏水が非常に多く、管の更新に努力されていますが年間7000万円分の水道水をダダ漏れさせてしまっています。
民営化とは、料金引き下げや水道管の更新にあてることのできる資金を、株主配当に充てられてしまうわけで問題外ですが、
水道事業がかかえる課題や方向性を審議する場が、もっと住民が参加できる開かれたものになっても良いのでは、と思います。
そして、水道職員である技術者のみなさんの縁の下の力持ち的役割にも光があたってほしいと思いました。
ちなみに、岐阜県によると県内自治体による民営化の動きはまだ出ていません。
水道を守り続けることと同時にもっと住民に近い形を提案していくことが大事、という言葉はものすごく納得させられました。
尾林弁護士の講演は分かりやすく、その後のシンポジウムもバラエティ豊かな顔ぶれ。
会場は満員ですごい注目度です!