中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

中川ゆう子県議会ニュース11月号(WEB版)

2015年10月23日 6:57 am
カテゴリ: 活動報告

特集 9月県議会

全議員、主な議案への態度一覧表

下の表紙画像クリックでPDF版をご覧いただけます。

表紙

一気に読める9月県議会 上

9月議会では4項目質問をしました。今号は「航空宇宙博物館」特集。「国民健康保険」と「公共交通政策」「未届け老人ホーム」は12月号でご報告する予定です。

①かかみがはら航空宇宙科学博物館について

Q、中川ゆう子

県が総額30億円規模の予算を投入、各務原市と共同運営でリニューアルとのことだが、敷地の所有者や運営方法は。

A、商工労働部長

敷地は各務原市。運営は全国的な共同運営の例を踏まえつつ、今後検討する。

Q、中川ゆう子

歴史的な背景を伝える展示、学芸員の体制を充実させ、博物館法にのっとった登録博物館を目指すべきと思うが、いかがか。

A、商工労働部長

登録博物館にする特段のメリットは感じない。国立のそうそうたる博物館も登録博物館ではない。

Q、中川ゆう子

市民・県民を置き去りにしないためにも公募委員が必要と思うが、いかがか。

A、商工労働部長

地域の中学校長、学識経験者などからなる検討委員会を開催してきた。引き続き様々なご意見を踏まえた博物館になるよう努める。

Q、中川ゆう子

目玉は戦闘機「飛燕」。国では安保関連法が成立したが、国民世論は反対・慎重にという声が過半数。県としてもこの機会に、平和へのメッセージをこめるべきと感じるが、いかがか。

A、知事

基本構想においては「空・宇宙(そら)への挑み」がコンセプト。子どもたちに夢を与え、航空宇宙産業の優れた技術力を発信したい。「飛燕」も、他の展示同様、そのように位置付けていきたい。

中川ゆう子の提案

市町村所有の施設に、県が総事業費30億を負担して運営に乗り出すという異例の計画が明らかになりました。維持管理費が毎年2億4000万と見込まれる規模にも疑問が尽きませんし、公募委員も入っていない場での計画進行も問題です。各務原の航空産業には軍事利用され米軍の空襲を受けた歴史があります。現在、航空技術は防災などあらゆる面で期待されています。国は軍需産業の強化方針を打ち出しましたが、二度と軍事利用されることのないよう平和利用を願うメッセージを県として発信すべきです。学芸員を配置し、航空宇宙技術・産業史の背景をしっかり来館者に見せられるように、と提案しました。

かかみがはら視察1

かかみがはら航空宇宙博物館の様子。館内展示は雑然としており説明も不親切。リニューアル後の目玉とされる「飛燕」の展示には、歴史的背景の解説や平和へのメッセージ性を加えて欲しいところだ。

主な議案への態度一覧表

◯ 同意・承認・採択 ● 非承認・不採択 ◎ 提出者
各会派名の下の段は、それぞれ選出選挙区と議員名です。敬称は略。議長は採決には加わりません。(下画像クリックで拡大表示されます)

態度一覧

9.10月の主な活動紹介

保育現場の実態を県へ

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保育団体連絡会の県要望提出に同席。新システム移行後の補助金など制度面の混乱、潜在的な待機児童の問題など切実です。11月には県との懇談を行います。

請願の紹介議員に

請願提出

新日本婦人の会の「安保法廃止を求める請願」の紹介議員に。議会から国へ声をあげることは重要です。詳細は「議案への態度一覧表」もご参照ください。

大切にしたい交流

質問後懇談会

議会質問直後に、傍聴者のみなさんと意見交換会を催しています。今回も40人近くの方にお越し頂け、1時間半近く、熱く意見交換をすることができました。

ずっと続けています

三輪宣伝

街頭で地元の方と県政報告活動。市内各地で毎週コツコツと続けてきました。少しでも多くの方に伝えるため、今後も街頭からのこまめな発信を心がけます。

運動が実り再開実現

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休止していた未来会館が「ぎふ清流文化プラザ」として再開。「存続を求める会」のみなさんの運動が力に。今後はハコモノ行政を見直し、既存施設の有効活用を。

安保法制について学ぶ

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元自衛官で国防の専門家である泥憲和さんの講演会へ。中国・北朝鮮脅威論の正体や、憲法9条が国際貢献の力になっている事例などを勉強させて頂きました。

林業団体と懇談

森林団体と懇談2

「県土の8割が森林」の岐阜県では特に、森林との共存は重要課題。しかし、TPPの影響や鳥獣害など実態は深刻。生の声をもとに、政策を提案していきたいです。

倒木被害に対策を

高山視察ハーフ

豪雨と豪雪による倒木被害が深刻な高山市の現場へ。人手や資金の不足で復旧が進んでおらず、山林所有者や住民に不安が。行政の役割を探っていきます。

スタッフ部屋より

飛騨水源地2

昨年4月大須賀県議(当時)に同行したのに引き続き、今回も飛騨市数河(すごう)地区にある産廃施設建設予定地を見てきました。現場から少し登ると水質の良い水がこんこんと湧き出る水源地があり、ワサビや蕎麦の栽培が盛んな風光明媚な高原。県外からも水を汲みにいらっしゃるほどで、飲んでみると口あたりも柔らかく、素晴らしい水質でした。産廃ができれば、水源地にも何らかの影響があるのではないか、と不安がる地元の方の思いはごもっともです。9月議会には、地元の布俣県議(自民)が紹介議員となり、この産廃建設に反対する請願が提出されました。残念ながら継続審査となりましたが、今後も党派の壁を越えて共同し、一刻も早い請願の採択に力を尽くしたいと思います。

 

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