中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

中川ゆう子県議会ニュース2017年1月号(WEB版)

2017年1月19日 7:07 am
カテゴリ: 活動報告

速報、12月議会

0001

今月の一枚

岐阜市宇佐に建設が計画されている「森の恵みのおもちゃ美術館(仮)」予定地周辺にて。駐車場用地がないため、多額の費用を投じて地下駐車場を建設する計画が突然浮上。周辺には図書館や美術館もあり、駐車場不足は解消しない見通しです。JR西岐阜駅から徒歩約10分強、公共交通の公共交通の利用を促す必要があります。

先行き不透明なTPP。関連予算に150億円

中川ゆう子はこの12月議会で4項目について質問。今号ではそのうち、「TPPの問題点と影響」についてご紹介。アメリカでトランプ次期大統領が誕生し、早速TPP離脱を明言するなど先行きが不透明な中、県の農業予算の偏りをただしました。「森林環境税のこれから」「介護保険制度について」「ひきこもり支援強化」の3項目については次号以降で詳しくご報告します。

県の農業予算の舵取り、方向転換を。

アメリカのトランプ次期大統領の「離脱」表明により、発効が事実上不可能になったTPP。岐阜県への影響と問題点を取り上げました。一般的にTPPといえば農業に関するものと思われがちですが、問題なのは「ISDS条項」です。これは政府や地方自治体の政策が海外企業と国内企業を差別し海外企業の利益を侵害した場合に訴訟リスクを抱えるもので、実際に訴えられたケースもあります。県内中小・小規模企業応援のための条例をつくり、施策に取り組んでいる岐阜県の方向性とも相容れません。

img_6953

Q、中川ゆう子

TPPは県が取り組んできた地産地消や県内企業への優先発注の取り組みと矛盾する。県内産業を守る立場からTPPの承認に反対の申し入れをする必要があると思うが。

A、知事

「厳しいが、まだ決して終わっていない。我が国の決意を示していくことが大切」という安倍首相の答弁にあったように、国の動きや米国ほか各国の反応を十分見守っていきたい。

Q、中川ゆう子

県の今年度TPP関連予算は約150億円。見通しの甘さは指摘せざるを得ない。県内の食料自給率は低く、今後は海外輸出より食料自給率増を主軸とした予算編成にすべきでは。

A、知事

H37年度までに6ポイント引き上げることを目標に、地産地消強化月間の開催や、6次産業商品の開発、販売促進などを通じ、県産品のブランド力強化を図っていく。

9月議会④森の恵みのおもちゃ美術館(仮)と駐車場問題

木のおもちゃで遊べる「森の恵みのおもちゃ美術館(仮)」が岐阜市宇佐の地域に3億円で建設される計画があります。車の混雑が予想されるため、併せて駐車場も計画されましたが、周辺に用地がないことが判明。急きょこれまで計画になかった10億円を投じての地下駐車場案が9月議会に出されました。計画の意義や妥当性について、9月議会で質問しました。

宇佐のバス停mini

予定地近くにはコミバスのバス停が。充実させ、駐車場不足を解消したい。

Q、中川ゆう子

地下駐車場をつくっても駐車台数は不足する。その財源を公共交通の充実させるに回すべきと思うがいかがか。

A、林政部長

シャトルバスによる輸送対策や、公共交通利用者がメリットを感じる誘導策を検討する。

Q、中川ゆう子

そうであるなら、駐車場整備計画そのものを見直すべきと思うがどうか。

A、林政部長

利用者への呼びかけやメリットを享受できるような誘導策をまずはやっていく。

グラフ①

中川ゆう子、3つの提案

① 公共交通を充実させ、車で来館する人を減らすことで宇佐地区の駐車場不足を解消。

② 計画を撤回し、児童館などに木のおもちゃを増やし、身近な場所で木のぬくもりに触れられるようにする。

③ 県内1か所で大規模化させず、各圏域に小規模なものを作り、総予算を抑える。

12月議会での取り組みをご報告

教育署名mini

「すべての子ども達に、ゆきとどいた教育を」と毎年署名活動を続けているみなさんと一緒に請願提出。粘り強い活動が県政を動かしています。(右から2人目が中川ゆう子)

請願紹介

☑ 安保関連二法の廃止を国に求める意見書を採択するよう求める請願の紹介議員に

☑ 子どもの医療費無償化を拡充し、県の制度とすることを求める請願の紹介議員に

☑ 教育の無償化や少人数学級実現など、「ゆきとどいた教育」を求める請願の紹介議員に

現場ヒアリングmini

国へ意見書

☑ 共同提出者になり、軽油引取税の課税免除措置の継続を求める意見書を全会一致で採択

☑ 共同提出者になり、教職員定数の改善を求める意見書を全会一致で採択

☑ 北朝鮮による日本人拉致問題の早急な解決を求める意見書を全会一致で採択

4面

みんなの議会傍聴記

議会でどんどん発信を

県政の問題点を明らかにし、県の発展と県民生活の向上のために提案をする大事な仕事だと実感した。介護保険料を「知らずに滞納」してしまった事例については、国保でもおそらく似たような事が起こっているのに介保でその対策を取っていなかった制度上の欠陥があると思う。議会でどんどん発信して欲しい。ヤジは傍聴席の私でも言いようのない不快感と威圧感を感じた。そんな中で「ひとり野党」を続けること、素直に尊敬します。

羽島市在住 30代男性

調査と質問、心強い

全県からの要望、問題点を実際調査で質問が取り上げられていて心強かったです。介護、医療の問題は私自身にかかってくるので、私自身の要求を具体化して提起していきたいと思っています。

岐阜市在住 70代女性

Pocket

↑ページトップへ行く