中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

熊本地震の取材を通じて見えた課題

2018年1月31日 12:44 pm
カテゴリ: 毎日の活動

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午後から熊本市へ移動。
熊本城の石垣崩壊を目の当たりにしショックを受けつつ、近くの熊本県民テレビ(日テレ系列)へ。
報道部デスクの大木氏から、報道の立場から見た課題についてお聞きしました。

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被災時は「県民のいのち・健康を守る」ための放送を最優先し、被災者にメッセージを発信し続けたそう。
「使えるお風呂情報」はものすごく反響が大きかったそうです。

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ものすごく鋭い指摘もお聞きしました。

福祉避難所が被災で機能せず行き場を失った方を指定されていない熊本学園大学が受け入れた事や、避難所や仮設住宅が健常者前提で車イスが入らないことなど、
「緊急時には障がい者や病気の人の存在が忘れられてしまう」と
災害弱者対策の決定的な不備について力を入れて報道されたそうです。
これが全国でも珍しいバリアフリー仮設住宅の建設につながりました。

先月は仮設住宅に入れずビニールハウスで冬を越してみえる高齢者夫婦を報道するなど、被災者支援の不十分さに問題提起をされています。

行政への視察では得ることができない鋭い視点に、ものすごくハッとさせられました。

県が作る避難計画や復興計画は、いわゆる「健常者」目線のものに陥りがちです。
これは岐阜県でも同様の課題だと思います。

大変勉強になりました。ありがとうございました。

今夜は大分県で泊まり、明日は九州豪雨災害で被災した福岡県朝倉市へ向かいます。
中川ゆう子

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