県総合医療センター、機能強化
2016年3月6日 2:22 am
カテゴリ: 毎日の活動
小児医療が充実
外来科学療法センターも増床
「障がい児の療育に対応した総合的な小児医療機関を岐阜県に」との構想から5年、県総合医療センター内の小児医療センターが完成しました。小児救急医療も強化され皆さんの願いが一歩実ったと思います。竣工式に参加後、内覧会では職員の方から丁寧に色々教えていただきました。写真のように、居室のそばには日常生活訓練やリハビリを受けるスペース。マンスリーマンションのようなお部屋は、保護者の方が寝泊まりできる所です。(各居室にもソファベッドがあります)たまたま見学をご一緒させていただいた方は「ご家庭は24時間365日闘いです」「昔は心中も考えた」との話をされましたが、こうした家族のサポートも大事ですね。岐阜県は広く、遠くからおみえの方もいらっしゃいます。見学しながら考えさせられました。丁寧に説明してくださった皆さん、ありがとうございました。
続いて、外来化学療法センターへ。障がい児病棟のひとつ上の階、県総合医療センター新棟5階へ移転し増床されました。こちらは、外来の抗がん剤治療室です。お聞きすると、在宅がん患者が増え現場では病床が足りていなかったとのこと。こうした現状にあわせ新棟へ移転し増床されました。医療現場の実態もお聞きできよかったです。内覧会でスタッフの方と色々お話して感じたのは、充実した医療ができるようになり嬉しいということと、まだまだ不足部分があり心苦しいということでした。医療分野はどうしても国の政策に大きく影響を受けざるを得ません。県独自の取り組みを応援しつつ、医療破壊につながる国の動きは阻止しなくては。
中川ゆう子