中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

中川ゆう子県議会ニュース2016年4月号(WEB版)

2016年4月3日 10:29 am
カテゴリ: 活動報告

「規模1.6倍」新県庁舎基本構想に迫る

表紙

新県庁舎建設の基本構想、その中身とは。

新庁舎イメージ図

基本理念

大震災などの災害に対応する耐震性、危機管理機能の充実。年齢、性別、障がいのあるなしにかかわらず利用しやすいユニバーサルデザインを追求。県職員の働きやすい執務空間。今後長きにわたり利用できる、長寿命かつ、省エネ設計。

議会棟

傍聴席には車いす利用者傍聴席を10席程度設置し、エレベーターを新設するなどバリアフリー化を推進。委員会室には傍聴者用スペースを確保。

行政棟

最も高層となる予定。ゆとりのある職員の執務スペース確保が主で、1人あたりの面積は現在の約1.4倍に。震災など大規模災害時に災害対策本部となる「危機管理機能」をはじめ、県民が集う「エントランスホール」や「展望ロビー」、「特別応接室」を含む「迎賓機能」などが新設される。また、屋上や地上にヘリポート設置を検討している。

県民サービス棟

今の県庁を全て取り壊してから最後に建てる予定で、ふれあい福寿会館などに入っている県の出先機関や、県警の機動隊などを集約予定。今議会中、計画に新たに追加されたため、行政棟との役割分担や、具体的にどの機能を集約するかは未定。

ふれあい会館2

新県庁舎には、ふれあい福寿会館(=上写真)に入っている土木事務所などの県の行政機能をはじめ、その他の周辺施設が有する機能を集約する、とあります。集約後は既存施設に空きスペースが生じることもあり、現行の計画規模が適正であるかどうかについては、冷静な分析と検討が必要だと思います。

ご意見ください

新県庁について、皆さんの思うこと、望むこと、お気軽に中川ゆう子までお寄せください。県の説明を受け、意見交換をする機会も設けたいと思います。

「迎賓機能」の是非を巡り、議論を交わす。

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中川ゆう子の3月議会質問Part1

3月議会では、主に3項目について質問しました。今号ではそのうち、「県庁舎建て替え計画の妥当性と庁舎機能のあり方」を紹介。「新年度予算および今後の財政運営について」「地域医療構想がもたらす影響と問題点」は次号以降で紹介します。

Q、中川ゆう子

庁舎建設費は約550億円、そのうち約250億円は県債と試算されるが、借金には慎重になるべき。「迎賓機能などを新設」とあるが、管理しやすい会議室がふさわしい。迎賓機能が必要な場合は、民間のホテルなどの活用が可能。人口減少社会が到来する中、適切な規模や行政サービスの在り方を県民と問題共有しながら進めるべきでは。

A、知事

防災対策など人口減少が行政需要の減少に繋がらないものもある。現地機関が分散すると行政効率も低下する。

A、総務部長

迎賓機能については、ホテル等を借りた際の費用や、移動で生じる時間ロスなどを考慮すれば必要。会議室としても使える。

Q、中川ゆう子

限られた回数しか使わない迎賓機能は管理費の面からも必要なのか疑問。計画を急ぐことなく、使える建物の活用を見極められないか。全機能を集約すれば、周辺の県施設に空きスペースが生じると構想案にも書かれている。それが適切な規模なのか、お考えは。また、迎賓機能の費用対効果はどうか。

A、総務部長

式典、シンポジウム、レセプションなどで年間約90回あり、迎賓機能は必要。

A、知事

迎賓機能は講堂1つ、特別応接室3つ、その控室が3室。これで十分かという議論もある。ふれあい福寿会館などに分散していると行政効率も上がらない。意見等はいつでも出して頂き、議論を通じて深めていければと思う。

中川ゆう子の提案

グラフ

① 総務部長はシンポジウムなども含んだ行事数を根拠に迎賓機能の必要性を答弁したが、基本構想で活用を想定しているのは式典とレセプションのみで、年間行事の約1割しかない(上グラフ参照)ホテル等、民間の力を借りれば対応可能。

② 機能集約すると、空きスペースができる。ふれあい福寿会館のレストランなど機能重複もあるので、既存施設を活用。

③ 東京五輪と重なると、資材や人件費などが高騰する可能性があるため、建設時期をずらす。

この1か月間の主な活動を紹介します

和やかに、意見交換

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地域の集まりで県政報告。三田洞小山台で、県の森林環境税を活用し竹林整備に取り組む住民グループの皆さんとも、膝をつき合わせて、じっくり懇談しました。

私達の病院を守りたい

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「地域の病院を守りたい」、と高山市から来られた皆さんと一緒に、県担当課と懇談。近所の病院を安心して受診できる環境、県にはしっかり守って頂きたいです。

生の声、県政に活かす

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県がすすめる「地域医療構想」は病院のベッドを一律削減するもの。大須賀前県議ら医療現場の皆さんから、実態と現場の声をお聴きしました。質問に活かします。

「県民の議案」届ける

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「安保法の廃止を求める請願」「長良川河口堰運用見直しを求める請願」の2つを紹介し、議会へ提出。県民の議案とも言うべき請願は、大切にしています。

職員の熱意により実現

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議会でブラックバイト問題を取り上げたのを受け、働くルールを学ぶ高校生向けの冊子を担当課の職員さんが手作りし、活用を開始。創意工夫と熱意に感謝です。

新年度予算案と格闘

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今議会では70以上もの議案と、8,000億円規模の予算案を審査したので、ヒアリングも分刻み。担当書記の方に時間割を作って頂き、猛勉強して臨みました。

議会、もっと身近に

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質問後、傍聴者のみなさんと意見交換。県の借金や、県庁建て替えに意見や質問が集中。「新県庁はみんなで対案作りを」など前向きな意見、勉強になりました。

「不戦」の誓い新たに

鎮魂碑

地元、太郎丸校区では毎年、戦没者慰霊祭を開いています。今年もみなさんと一緒に犠牲になられた方のご冥福をお祈りし、「再び戦争を起こさない」と誓いました。

スタッフ部屋より

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いわゆる「廃棄カツ」横流しの件で、岐阜県に対する国会議員団の聴き取りに同席しました。真相究明に取り組む県からは現状説明とともに、「休業中の業者への巡回点検不足」との反省も。ここにも職員不足の影響が出ています。現制度では再発防止は難しく、国での対応が求められます。市田忠義参議院議員、島津幸広衆議院議員ら国会議員団が丁寧に聞き取って帰京。岐阜、愛知で得た情報をもとに、国会の委員会でも取り上げました。丁寧な資料を用意頂いた担当課の皆さん、本当にありがとうございました。

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058-263-4005(FAX:山本宛)
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