東京都議団が岐阜へ来て下さり、一緒に斐太高山高校へ。
生徒が主体となって校則を見直し、禁止されていた黒タイツ着用を可能にした取り組みを校長先生からお聞きしました。

斐太高校では生徒会と校長先生の懇談会を定期的に行っており、その中で生徒から話が出たそうです。
校長先生は、「許可すれば話は早かったかもしれないが、みんなで議論し、考える機会にしたかった」とのこと。
先生はまず生徒の声を集めなさい、と助言。生徒会で全生徒へ向けたアンケートを実施。生徒議会を通し、保護者、OBも巻き込んで、生徒主体でどう校則を変えるかを話あいました。
どれだけの需要があるのか、なぜ黒タイツなのか、先生もアドバイスを続けました。

興味深かったのは、どの範囲まで黒タイツ着用をOKにするかの生徒の選択。
常に着用可能という選択もできた中(校則を作るうえでもそのほうが単純になります)、生徒たちはあえて、式典等の公式な時は今まで通り白のソックスにしようと決めました。
自分たちの高校の伝統も大切にしたいということでした。

人の権利にまで踏み込む強制的な校則が問題になる中で、改めてルールの意味を考え、どうアプローチしていくか、そのための生徒と学校の関係性として、とてもいい事例だと感じました。スタッフ

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