中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

昨日の厚生環境委員会① 現在県で策定中の医師確保計画と外来医療計画

2020年2月25日 3:49 am
カテゴリ: 活動報告



昨日の厚生環境委員会①
現在県で策定中の医師確保計画と外来医療計画が議題でした。

岐阜県は全体としては医師少数県ですが、計画では5圏域に色分けしています。
3月議会に議案として上程されるとみられちょうど私も勉強中だったので、色々と質問してみました。

資料によると西濃と飛騨圏域が医師少数地区とし、岐阜が医師多数地区に指定されるという。
今後は、少数地区の医師を増やすため、多数地区から医師の派遣を要請していくとのこと。

医師が不足している地域は待った無しの状況で、医師確保策は最重要課題。
しかし気になるのは、医師多数地区と言われている岐阜圏域にある岐阜市民病院では、過労死ラインを超える過重勤務の問題が指摘されているということ。

多数地区からの医師派遣だけでなく、過重勤務の解消という両面の取り組みが、医師不足問題の打開策として必要と感じます。

そのためにも、「全体の医師総数を増やす」というポイントも押さえてほしいと思いました。

そして、医師不足が深刻である中濃・東濃圏域が、少数地区でなく中程度地域にあたるというのも疑問。

そもそもこの指標の計算方法は、人口・医師の年齢や性別、患者の年齢を考慮した全国一律のものですが、中山間やへき地など地理的要素は考慮されていないそう。

こうした指標は全体像をとらえるには良いけど、あくまで全国一律の一面的な指標だということは要注意。
指標で現れる以上に現場は過酷な実態があることも押さえてほしい。

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