2019年11月2日 3:25 am
カテゴリ: 毎日の活動
厚生環境委員会の調査報告③オンライン診療について。
胎児の心音、妊婦のお腹の張りを計測しオンラインで医師に送る機器を開発した香川県メロディインターナショナル(株)さんへ。
もともと離島や遠方にしか産科・産婦人科がないへき地に住む妊婦さんを想定した開発だったようですが、
それ以外にも救急搬送時に胎児の状況をデータ送信したり、妊婦健診と組み合わせて使うなど、活用の可能性は広がっているようです。
ただ、毎日リアルタイムで医師がチェックするという安心感の一方、指摘されている誤診対策が今後の課題だとのこと。
記憶に新しいのは電子カルテですが、ここ最近、医療業務や機器、システムのあり方が時代によってどんどん変化しています。
遠隔診療も、医師が対面で直接診療することが基本でしたが法改正で広がっていくようです。
この会社の理念は「本来幸せである出産が悲しい出来事にならないよう医療事故を減らしたい」という事だそうですが、その言葉がとても印象的でした。
せっかくの開発が誤診や診察の簡素化に繋がってはなりません。
効率や社会保障費削減を追い求める変化でなく、医療体制を充実させる変化であるようにする事こそ政治の責任です。
私たちも肝に銘じなければ。
ありがとうございました。