2018年11月8日 3:39 am
カテゴリ: 毎日の活動
企画経済委員会視察④
「飛騨の廃線になったレールを使ったガッタンゴー」
この委員会では県の観光施策も調査対象になっています。
たとえば9月議会の委員会では、関ケ原古戦場の真ん中に、映像などで合戦を見るビジターセンター(総額52億円)を建設する契約議案が出され議論しました。
関ケ原古戦場は、ボランティアや武将のコスプレをしたみなさんで盛り上がっており、決戦地や各武将の陣地を歩くのはとても楽しい。
だからこそ、買い物や食事も全部完結してしまう大型施設をつくるのではなく、その土地を歩き本物の史跡と古戦場の景色に触れられるような古戦場に、と常々思ってきました。
そういった理由で、遊歩道整備や案内パネルには賛成していますが、このビジターセンターには反対しました。(しかも事業費が20億円から52億円に膨らみすぎ)
行政が税金を投入して行う観光施策は、その土地の歴史や自然を大切にすることを基本に据えないと魅力そのものを壊しかねないと考えています。
今回お邪魔したのは、廃線になったレールを活用しマウンテンバイクで走るガッタンゴーの取り組み。
10年前に観光客8000人からスタートしたそうですが、現在では年間4〜5万人に。
夏休み期間は予約でいっぱいでお断りすることもあるそうです。
ここは飛騨市神岡、ほぼ富山県との県境です。
廃線になったレールでなにかできないかと、地元の業者さんが発案され作成したんだそうです。
ホテルが近いということもないようですが、ものすごく賑わっていました。
観光施策の鍵は、大規模なハコモノでなくその土地の自然やそこでしか得られない体験だという事がよく分かりました。
https://rail-mtb.com/