中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

県議会閉会(10月7日,午前)に討論をしました。徳山の土地取得議案、PCR検査の拡充の請願

2021年10月7日 4:00 pm
カテゴリ: 活動報告

県議会閉会(10月7日,午前)、討論をしました。徳山の土地取得議案の否決、PCR検査の拡充の請願の採択を求めて。


10月7日,午前の県議会閉会にあたり、徳山の土地取得の議案の否決、PCR検査の拡充の請願の採択を求めてに討論をしました。

議第121号 徳山ダム上流域の山林の取得について

〈議案内容〉

県は、徳山ダム上流域の公有地化を推進するため、次の山林の取得(共有持分の取得を含む。)をするものとする。

所在地  揖斐郡揖斐川町塚字塚奥山

取得予定面積  13219、981.40平方m(うち、共有持分の取得に係る山林の面積は、13210、561.20平方m(共有持分の取得に係る山林の筆ごとの面積に当該筆に係る県が取得する共有持分の割合を乗じて得た数に相当する面積の合計は、406084.29平方m)

取得予定金額 46120910円    取得の方法   買収」

〈中川討論〉

徳山村村民が自身の土地に入るための取り付け道路を作るのが本来の計画でしたが、廃村後に反故にされました。こうした経緯で実施されている事業であるため反対です。

〈結果:可決〉

賛成:自民・県民クラブ・公明・無所属
反対:共産

 

検査拡充の請願について採択を求めました。

<討論>

「デルタ株のまん延以降、これまで感染しにくいとされてきた子どもへの感染が顕著に増えてきていることには、注意が必要だと感じています。

10代以下の新規陽性者が7月半ばから4週間で6倍になっておりクラスターも増えています。感染発生によって休園となった保育所等は、9月16日時点で66園、7月初めに比べ約4倍の急増です。

本請願は、こうした変異株がもたらした新たな局面への対応を求めています。常任委員会で出された不採択理由について述べます。

財政的裏付けですが、実際、岐阜県が行っている高齢者施設や特別支援学校、大学生対象の社会的検査には国の財政措置が有り、これによって県財政に多大な負担が生じるという事はありません。

ワクチン接種が進んだという楽観的な考え方もあるようですが、重症化するケースは減るものの、集団免疫獲得は難しいというのが、政府専門家会議の見解です。

ワクチンは切り札の一つではありますが、終息の決定打にはなっておらず、特に、12才未満はワクチン未接種であることと、学校や保育所などでは十分に身体的距離がとれないことを考えると、今までの延長ではなく、ウイルスの特性に合わせ新たな対策が必要です。

わたしは、ワクチンと大規模な検査を一体で進めていくことが重要だと考えます。学校等に配布が始まった抗原簡易キットは、そもそも無症状者へ検査するものではなく、症状のある人への緊急的なのものであり、目的が異なっている事に加え、学校現場では安全に採取する場所も防具もなく問題が噴出しています。

もともと、コロナに感染した方の半数が無症状感染者からであり、無症状感染者の発見と保護が感染対策に欠かせません。

三重県では第6波に備え検査体制を拡充する必要があるとしPCR検査キット12万セットを無料で配布することを発表しましたが、もともと「社会的検査の拡充」は岐阜県の方針でもあります。

学校や保育所等を通じて家庭に検査キットを配布し、子どもの体調不良時にすぐに検査が行えるようにすることは、県の方針にも合致した重要な取り組みだと思います。

第5波を経験し、経済を止めることなく感染の波を抑えることが切望されています。そしてなによりも、学校や保育の場が子どもにとって安全な場所であるため、本請願の願意は非常に重要です。以上3点を申し上げ、採択を主張します。

〈結果:不採択〉

採択:共産

不採択:自民・県民クラブ・公明・無所属

 

令和3年第5回岐阜県議会定例会の議案等の議決内容   「県議会ホームページ」より

269934.pdf     「議第121号徳山ダム上流域の山林の取得について」の賛否

269932.pdf  請願「コロナ禍のもと、公立学校・幼稚園・保育所での社会的検査の拡充を求めます」の賛否

スタッフ

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