2016年7月6日 9:26 am
カテゴリ: ゆう子の一言
保育士が足りないから、って
無資格者を増やすというのはいかがなものかと
政府が保育所不足の対策として進めているものの一部がこれ。朝夕など子どもの数が少ない時間帯は保育士など有資格者を最低でも2名配置すべきと決められていますが、そのうち1名を資格をもっていない方でも良いとする規制緩和です。
保育所が足りない原因は保育士不足です。政府は保育士を資格を持たない支援員に置き換えることで解消しようという狙いでしょうが、そもそも保育士が足りない原因は低賃金、過重労働など労働環境が大きいのです。そこにメスを入れなければ、保育の質を低下させるだけになります。
保育士資格をもった職員ががたった一人という保育現場こそ、安全管理の面で保育士への責任は過重となり、結果として、保育士のなり手は増えないと思います。実際、県議会本会議で「平成26年度に保育施設における死亡事故や重篤な事故は177件あり、前年より増加している」との答弁がありました。
保育の質を高め、保育環境の改善や保育士の労働環境改善をすることが真の保育士不足対策だと思います。これがわたしの対案!
県議会で反対討論しましたので、詳しくはこちらをご覧ください。
http://y-u.co/news/1806/