中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

【2021年12月議会質問②】変異株に備えるコロナ対策。無料検査について

2021年12月13日 10:40 am
カテゴリ: 毎日の活動

変異株に備えるコロナ対策について質問。12月10日、午前。

12月10日、午前に「2.変異株に備えるコロナ対策について質問をしました。質問と答弁の概要を掲載します。

三重県では第5波では検査数が足りなかったとしてPCR検査キットを無償配布するなど自治体の取り組みが進んでいる。

国が提起しているワクチンパスポートは、行動制限下でもワクチン2回接種した場合は行動制限から除外するものであるが、現在世界的に拡大している変異株はワクチン2回接種者も多く感染している。

感染拡大地域への往来や帰省など様々な機械に検査ができるよう広げていく必要がある。

12月下旬から始まるワクチン検査パッケージでは、基本的には対象者は未接種者に限定されているようですが、「その他知事が必要とした場合」が含まれており、県としてワクチンの接種未接種問わず無症状者への検査を重要視して日常的に実施してほしい。

ただ、検査パッケージではPCR検査に加え、抗原検査キットでも可とされているがこれは有症状の場合に検査するものでありむしろこの検査をもって行動制限から除外するのは危険である。

自費でのPCR検査の負担は重く、なかなか進んでいない。変異株はワクチンの接種有無にかかわらず感染する事例が報告されている。無症状感染者や発症前感染者が感染広げているウイルスの特性から考えても、ワクチンの接種未接種に関係なく、無償で検査を行えるようにすべきではないか

 【健康福祉部長  答弁】 

12月1日時点では、全ての県民の概ね8割が2回目のワクチン接種を完了していますが;最近では、ワクチン接種済者が感染する「ブレークズル一感染」が一定程度発生しており、感染拡大晴にはワクチン接種済者からの検査需要が生じると想定されます。

このため、健康上の理由等によるワクチン未接種者を対象にした「ワクチン・検査パッケージ」に基づく無料検査について、感染拡大時においては、国と協議した上で、知事の判断により、その対象をワクチン接種歴の有無に関わらず感染に不安のある全ての県民に拡大することができる仕組みが国から示されております。

具体的な制度運用は国の補正予算成立後からとなりますが、一定の条件の下においては希望する方全てが無料検査を受けられるものと考えており、まずは身近な薬局等における検査体制の確保など、 「ワクチン・検査パッケージ」の体制整備に注力してまいります。

 [再質問 知事が判断する無料検査を実施する時期について]

感染拡大時に知事の判断でワクチン・検査パッケージを発動して、無症状の感染者を見つけるための無償検査を行っていくという答弁であったが、感染拡大の傾向が見られたタイミングで良いでしょうか。

これまで、感染が拡大すると国の判断より早く県独自で自粛要請を出してきたが、数週間から1か月以上感染者は増加し続け、無症状の感染者を見つけ出さないと感染を抑えることはできないということを経験してきた。今回はワクチン接種が進み、無症状・軽症者が増えれば、感染の増加傾向はさらにつかみづらい。感染拡大時ではなく感染者が少ない時から無料の検査を進めるべきでは。

 【健康福祉部長  再質問答弁】

これまで県では、必ずしも国の示した基準にとらわれず、感染の陽性者が発生した場合においては、幅広い検査を行うなど、感染防止に向けた対応を行ってまいりました。

一方で、ご指摘のように、現在非常に感染が落ち着いているわけでありますが、希望する全ての方に検査をするといった場合になりますと非常に検査の陽性率が低い状況が勘案されます。

これまで、第4波、第5波の大きな波が起きている時点で、県の中で希望者に行いましたモニタリング検査におきましても、その陽性率は0.1%を切る非常に低い状況でしたので、現在のように感染が落ち着いている時点で検査を行いますと、さらに低いことが想定されます。

このため、まずは国の示した制度に基づきまして、感染拡大時に検査の拡大をしていくという方向で準備を進めていきたいと考えております。

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