中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

中川ゆう子県議会ニュース10月号(WEB版)

2015年9月21日 5:18 am
カテゴリ: 活動報告

予算要望、139項目

「2016」岐阜県政、くらし・福祉最優先に

下の表紙画像クリックでPDF版をご覧いただけます。

表紙

一気に読める6月県議会 下

6月議会では4項目、質問をしました。今号は「中山間農業」特集。「安保法案」と「旧県総合庁舎」は8月号で、「雇用問題」は9月号で取り上げています。

④産業の要、中山間農業

Q、中川ゆう子

県内の中山間農業の研究開発・地域支援を担っているのが、中山間農業研究所。この中津川支所が、リニア中央新幹線の車両基地建設予定地にあたり、移転のための覚書がJRと交わされ、面積は5万㎡から2万㎡に。機能維持できるとは言いがたいが、いかがか。

A、農政部長

今回の移転に際し、最も考慮した点は、気温など気象条件が変わらないこと、産地に近いこと、速やかに移転できることなど、研究環境の確保と継続性。併せて、将来にわたり効率的に地域で必要とされる研究体制や内容、施設・ほ場の配置などについて検討水稲の研究体制を強化するため、栽培試験は本所に集約し、地元要望の強い「栗きんとん」に適した新品種の開発などに重点化して取り組んでいく。

Q、中川ゆう子

公共補償の大前提は「完全な機能保持」。面積が減らされるのでは前提が崩れる。補償のあり方についてもう一度考え直すようJRに意見すべきと考えるが、いかがか。

A、農政部長

今の移転の方向性で研究機能について維持・再現は可能だと思っている。

質問のポイント

濃飛横断道予定地を視察

濃飛横断道予定地を視察



地域の中山間農業の拠点である中津川支所(表紙写真)の機能が、用地面積減を伴う移転で維持できるかが焦点。現状でも少ない職員配置で苦労しているところに面積減も加わると、部長答弁のような機能維持が果たせるとは思えません。一方で「リニアで産業振興」の青写真を描きながら、主力産業の研究が事実上の縮減となるのは大きな矛盾。研究成果も出ているだけに、惜しいです。

県へ来年度の予算要望をしました

「2016」の岐阜県政、くらし・福祉最優先に

県予算要望3

主な要望項目

・自転車の走行環境の整備
・旧県総合庁舎の耐震化と開放
・原発事故時の避難計画の具体化
・国民健康保険料引き下げのための財政的支援
・保育料の引き下げ支援
・コミュニティバスへの財政支援強化
・ひきこもり支援センターの設置
・住宅リフォーム助成の県制度創設
・鳥獣害対策への予算増強
・椿洞の不法投棄現場の保安林を復旧
・危険斜面の補強工事助成
・境川の河川改修と浸水対策
・百々ヶ峰内、東海自然歩道の安全確保、老朽化した場所の修繕・整備
・空き家の活用促進への補助制度創設
・長良川球場の分煙の徹底
・若者の労働環境改善のため、学校での啓発や出前講座の実施
・各地の生活道路の危険除去および、補修と安全確保

など全139項目

予算要望とは

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岐阜県内の日本共産党地方議員団が、毎年県知事あてに要望書を提出し、懇談をしています。今年は139項目を提出。内容はくらし、福祉、防災、教育など多岐にわたっており、どれも切実な願いに基づくものばかり。懇談会は、ほぼ休憩無しで7時間30分超のロングラン、みっちり県の担当各課と意見交換をしました。「百々ヶ峰の遊歩道の補修は行う」「オスプレイの飛行はしないよう改めて要望する」など前向きな回答も。

8.9月の主な活動紹介

リニアの是非を問う

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恵那、中津川などリニア沿線予定地を調査し、県、中津川市と意見交換。学校、福祉施設、住宅が密集する地域を横断するため、すでに多くの問題があります。

当事者目線で考える

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視覚障害者問題協議会と県との要望懇談会に同席。職員の採用試験で点字受験が可能に。長年課題だった危険なバス停も改良が実現。形になると嬉しいですね。

終戦の日、思うこと

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毎年終戦の日は街頭に立ちます。この日も黙祷した後、市内各地で訴え。今年は戦後70年。政治の役割とは、二度と戦争が起こさぬよう外交努力を尽くすこと。

思いを込めて立つ

芥見スタンド

市内で「スタンディング・デモ」に参加。地方自治は、国が平和であってこそ成り立ちます。 日本と関係ない戦いに参戦できるようにする道理はないはずです。

重い透析の医療費

岐腎協

子どもや障がい者などに対する「福祉医療費助成制度」の継続を要望されている岐阜県腎臓病協議会さんと懇談。党派を超え議会での請願採択に力を尽くします。

観光振興の落とし穴

うかいミュージアム2

企画経済委員会で岐阜市のうかいミュージアムへ。市議会で取り上げてきた頃と変わらず閑散とした様子。繰り返し訪れたい施設とは何か、検証が必要です。

「希望の丘」にて

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「障がいを持った子ども達が能力を発揮し尊厳ある人生を歩めるように」との願いを込めた希望ケ丘子ども医療福祉センターと特別支援学校が岐阜市にできました。

いよいよ、9月議会

県政対策会議

9月議会の準備のため、各務原の航空宇宙科学博物館のリニューアルについて、県・市ともに補正予算がついた件などを議論。住民目線で挑んでいきます。

スタッフ部屋より

あいがもロボ夢中

スタッフです。8月に視察した中山間農業研究所中津川支所はまさに画期的な研究の宝庫。働いてみえる職員さんの情熱がひしひしと伝わってきました。研究の中心はトマトやナス・栗の栽培と、中山間地域での稲作。例えば「連作すると土壌菌が増えて枯れる」「ならいっそ土をなくそう」と、ビニール袋に少量の土とたっぷりの肥料を詰め、水やりをコンピュータ制御するという栽培法の開発や、自動で田んぼの除草をしてくれるユニークな「あいがもロボ」など、個性的。近隣の農家の方が気軽に相談に来られる利便性もあります。今議会でリニアの車両基地計画に伴い移転が決定。稲作部門は岐阜市に機能を集中させるなど実質の縮小。実に惜しいと思います。

 

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