2021年4月30日 8:30 am
カテゴリ: 予算分析
2021年度岐阜県一般会計予算の見方と問題点 (1) 政府予算について。
《政府予算案》
コロナ対策費は予備費5兆円だけで無為無策・逆行と便乗・冷酷・軍拡の予算案県予算も政府予算に大きく影響されます。その政府の2l年度予算案では、「コロナの収束」を前提にしていますが、コロナ感染防止対策としての予算は予備費5兆円しかないといってよい状況です。政府は、コロナ対策予算は第3次補正予算に計上したといいますが、その内容は 「ポストコロナ」が予算額11.7兆円が中心になり、肝心のコロナ対策そのものの予算額は4, 3兆円にすぎません。しかもコロナ対策に逆行する 「GoTo トラベル」にI兆311億円を計上し、3,867億円の軍事費まで盛り込むなど、コロナ対策は極めて不十分なものです。
軍事費は、アメリカ追随の軍拡を進め、7年連続で過去最大を更新し、軍事費のツケ払いである「後年度負担額」は5兆5330億円にまで膨らみ日本の財政を圧迫しています。そのため、多数の国民が要求している消費税減税は盛り込まれませんでした。
また、中小企業の再編を迫る施策や、社会保障費の「自然増」分の大幅な圧縮、75歳以上の医療費窓口2割負担計画等国民にそめ負担増が押し付けられ、菅内閣の冷酷さが浮き彫りになっています。