中川ゆう子

中川ゆう子岐阜県議|日本共産党

新年度岐阜県予算(1)県債と財政調整基金

2018年4月2日 12:20 pm
カテゴリ: 活動報告

2018年岐阜県予算について

[一般会計予算]8,129億7,000万円(前年度より0.2%増)

[特別会計予算]3,132億8,935万円(前年度より40.4%増)

一般会計は6年連続の増額予算。特別会計は国民健康保険の県単位化で大幅増となり、合わせると1兆円を超す予算となりました。

予算の課題①県債(借金)を新たに1,169億円発行

前年度より1.1%増額。主に東海環状自動車道などの建設事業に使われています。県債残高(借金の残り)は前年度より259億7,100万円増えた1兆5,773億5,200万円で過去最高を更新。県民一人当たりの借金は76万3,383円。去年に比べて1万6,953円増えています。平成元年と比べると4.83倍にも増えており、県の借金依存体質はますます深刻です。

予算の課題②財政調整基金が激減

災害や不景気など不測の事態が発生した時でも安定した行政サービスを提供するために必要な財政調整基金。2015年度末に322億6,200万円だったのが、2018年度末にはわずが34億6,100万円のみこみです。一方、県有施設整備基金は2016年度195億1,400万円から、2018年度には246億1,100万円が見込まれるほど増額しています。本来は老朽化や劣化が課題となっている学校や福祉施設などの県有施設を補強整備するための基金ですが、実際はそのほとんどが県庁舎建設のみに使われてしまします。

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